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中国の無錫で石組をして来ました

2018.11.26

11月26日(月)から3日間、中国の無錫(上海から新幹線で45分)の高層マンション「海岸城2期」のランドスケープ計画における「流れ・池」の石組を行ってきた。1ヶ月程前に見た現場は、小さな石をゴチャゴチャと置いてあり石組の骨格が見えず、1m以上の大振りな石を要求しておいた。しかし石材の選択は直接出来ず、写真だけを見ただけで現地に赴いた為、少々不安であった。

現場では更に作業が進められ、石が組んでいるというか、重ねており、それらを取り除きながらの作業となり、手間が掛かることとなった。流れは吐水口の石組は残したが、その他の護岸の石組は結果として全てやり直すこととなった。中国側の工事ではコンクリート部の立ち上がりを隠すことを主目的とした石組だった為、大らかな流れ表情が出ていなかった。そこで石を大きく使って左右に振り、高低をつけて変化を持たせてより自然な流れとした。

石組をする中国の3人組は熱心に働いていただいたが、中でも71歳の職人は重い石の扱いもうまく、どうしたらそんな力が出るのだと聞くと「酒の力」だと、予想通りの返事。どの国でもパワーの源は同じである事を再確認したのであった。

図面にはなかったが、池の中に岩島を据えたくなり、手頃な石があったので試みてみた。私は周囲に石を置いて、挟んで立たせようと提案したが、単体で立たせてみせると譲らず、試してみたら見事固定でき拍手喝采であった。

後、橋添石や遠山石を使い庭園の奥行きを出し深く見せた。富士山の形をした手頃な石を発見して、池中に設える遊びもさせていただいた。久し振りの石組だがその魅力にはまったら抜け出せない。また中国で大規模なものをやりたいと感じた3日間であった。

戸田 芳樹

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