戸田芳樹風景計画

数度の園芸博で日本の造園、園芸のデザイン技術は世界をリーディングするほどのレベルとなった。これには日本人の自然に対するきめ細やかな接し方が園芸世界で花を開いたものと考えられる。今回の愛・地球博は計画地を囲い庭園化する園芸博ではなく、開かれた自然の中で都市の生活や文化を表現する実験の場であった。
ランドスケープデザインは、存在する自然にいかに溶け込ませ、威圧感のない施設配置をするか、心をくだいた、計画全体のコンセプト、グローバル・ループとグローバル・コモンの思想とデザインはすんなりとランドスケープデザインに反映、高度化することができた。谷戸の奥深く存在するコモンは奥に向かって勾配を上げ、視覚調整をし、建築ボリュームをやわらげるため、配置に凹凸をつけ、建物間より背後の掛林を見せ、池の水面に対して地上を低くすりつけ、地形や林との一帯化を図った。
広場等は「図」になる顧客のアクティビティを主体とし「地」のランドスケープを展開した。日本広場ではモノトーンの舗装に石と瓦を埋め込んだ濃いグレーのストライブで構成し、植栽も色使いを抑え、竹林の緑のボリュームで演出した。東西軸を構成する瓦平板は朝夕、太陽光による表情の変化が見られ、軸線上のバイオラングタワーの高木を越え「海上の森」へといざなっている。
空間や形がデザイン行為の本流であることには言葉は不要である。しかし今、私たちの周りに残る自然に目を向け、受け入れ、ともに存在を持続させようという意思を持たねばならない最後のステージにきていることは、恐れながらも皆感じている。テーマ「自然の智」をこの半年の時間の中で後世へのメッセージとして残したいと念じている。
数度の園芸博で日本の造園、園芸のデザイン技術は世界をリーディングするほどのレベルとなった。これには日本人の自然に対するきめ細やかな接し方が園芸世界で花を開いたものと考えられる。今回の愛・地球博は計画地を囲い庭園化する園芸博ではなく、開かれた自然の中で都市の生活や文化を表現する実験の場であった。
ランドスケープデザインは、存在する自然にいかに溶け込ませ、威圧感のない施設配置をするか、心をくだいた、計画全体のコンセプト、グローバル・ループとグローバル・コモンの思想とデザインはすんなりとランドスケープデザインに反映、高度化することができた。谷戸の奥深く存在するコモンは奥に向かって勾配を上げ、視覚調整をし、建築ボリュームをやわらげるため、配置に凹凸をつけ、建物間より背後の掛林を見せ、池の水面に対して地上を低くすりつけ、地形や林との一帯化を図った。
広場等は「図」になる顧客のアクティビティを主体とし「地」のランドスケープを展開した。日本広場ではモノトーンの舗装に石と瓦を埋め込んだ濃いグレーのストライブで構成し、植栽も色使いを抑え、竹林の緑のボリュームで演出した。東西軸を構成する瓦平板は朝夕、太陽光による表情の変化が見られ、軸線上のバイオラングタワーの高木を越え「海上の森」へといざなっている。
空間や形がデザイン行為の本流であることには言葉は不要である。しかし今、私たちの周りに残る自然に目を向け、受け入れ、ともに存在を持続させようという意思を持たねばならない最後のステージにきていることは、恐れながらも皆感じている。テーマ「自然の智」をこの半年の時間の中で後世へのメッセージとして残したいと念じている。









愛知県
長久手町
Nagakute-cho, Aichi
2005.3
158.0ha