戸田芳樹風景計画

地球市民交流センターは、2005年愛・地球博の理念と成果を継承し、「環境と交流」をテーマとした市民活動の支援施設である。
2005年愛・地球博のメインエントランス跡地に建設した地球市民交流センターは1枚の大屋根建築である。大屋根の大らかで有機的なフォルムは周囲の山並みと視覚的な繋がりを持っている。
様々な市民団体が利用可能な大小の部屋を覆う大らかな大屋根は、大地の表面が剥離して浮き上がった「天空の丘」のような形状をしている。
その宙に浮かんだ丘のような形状を強調するために、芝草による均一な緑被を計画した。通年の緑量感を維持するため、基本種は寒地型芝草とし、部分的に踏圧に耐える匍匐型の芝生地を設け、眺めの良い場所を広場として利用できるように配慮した。常緑の芝草は或る程度草丈を高く管理し、風の渡る様子を葉のたなびきにより表現している。
現在、国内の草地環境は減少傾向にあり、草地を好む生きものの住み処や、日本人の原風景である「原っぱ」の景観が、特に都市部では珍しいものになりつつある。地球市民交流センターの草地化した大屋根で遊ぶ子供達が、「原っぱ」の心地よさを体感し、発見と喜びを情報発信できる場として活用される事を期待する。
この曲面体を緑化するため、我々は独自の土留め工法を考案し、 施工者と協働で自然な草の斜面を創出した。周囲の山並みと調和した形状の屋上庭園は、細長く立ち上がる葉や花、穂などが風にたなびき、心地よい空気の流れを体感させてくれる。
人工的な植栽空間にもかかわらず、草地を好む鳥や虫などが既に沢山訪れ、新しい「人と自然のふれあいの場」が着実に育っている。
2005年愛・地球博のメインエントランス跡地に建設した地球市民交流センターは1枚の大屋根建築である。大屋根の大らかで有機的なフォルムは周囲の山並みと視覚的な繋がりを持っている。
様々な市民団体が利用可能な大小の部屋を覆う大らかな大屋根は、大地の表面が剥離して浮き上がった「天空の丘」のような形状をしている。
その宙に浮かんだ丘のような形状を強調するために、芝草による均一な緑被を計画した。通年の緑量感を維持するため、基本種は寒地型芝草とし、部分的に踏圧に耐える匍匐型の芝生地を設け、眺めの良い場所を広場として利用できるように配慮した。常緑の芝草は或る程度草丈を高く管理し、風の渡る様子を葉のたなびきにより表現している。
現在、国内の草地環境は減少傾向にあり、草地を好む生きものの住み処や、日本人の原風景である「原っぱ」の景観が、特に都市部では珍しいものになりつつある。地球市民交流センターの草地化した大屋根で遊ぶ子供達が、「原っぱ」の心地よさを体感し、発見と喜びを情報発信できる場として活用される事を期待する。
この曲面体を緑化するため、我々は独自の土留め工法を考案し、 施工者と協働で自然な草の斜面を創出した。周囲の山並みと調和した形状の屋上庭園は、細長く立ち上がる葉や花、穂などが風にたなびき、心地よい空気の流れを体感させてくれる。
人工的な植栽空間にもかかわらず、草地を好む鳥や虫などが既に沢山訪れ、新しい「人と自然のふれあいの場」が着実に育っている。









愛知県
長久手市
Nagakute City, Aichi
2010/10
0.9ha