戸田芳樹風景計画

時計メーカーのセイコー・エプソン社はその前身であった諏訪精工舎の創立から数えて満25周年を記念し公園を整備、これを諏訪市に寄贈した。クライアントは公園整備を企業の単なる記念事業の一つに終わらせることなく、美しい湖をもう一度見つめ直し、湖を中心とする諏訪地域全体の将来を考えるきっかけにしたいと願っていた。
その基本的な企業の姿勢をデザインのベースとして諏訪地域の「人と自然」「人と文化」「人と人」が出会う、のびのびとした空間を創造することを目指した。このコンセプトに従って諏訪湖の大自然をバックとした空間を人工的に作り過ぎないよう心がけ、季節や時の過ぎ行く中で多様に変化する自然と風景が織りなすドラマを環境デザインとエレメントで展開してみた。
公園の中心には「時」をコンセプトとしたモニュメントを建て、高さ12mの円錐形の立体の真中にスリットをあけて、夕日の沈む様子を風景化した。堤防の機能を持つ土手には散策路と亭を設け、湖の眺望を楽しめる様に工夫した。
完成後、この公園は若い人たちで埋まった。「諏訪にはこんなにたくさんの若者がいたのか」それが地元の多くの人たちの素朴な驚きであった。「人と人との出会いの場」として公園を整備した結果人々が湖に出てきて、新しいコミュニティの誕生が見られた。
時計メーカーのセイコー・エプソン社はその前身であった諏訪精工舎の創立から数えて満25周年を記念し公園を整備、これを諏訪市に寄贈した。クライアントは公園整備を企業の単なる記念事業の一つに終わらせることなく、美しい湖をもう一度見つめ直し、湖を中心とする諏訪地域全体の将来を考えるきっかけにしたいと願っていた。
その基本的な企業の姿勢をデザインのベースとして諏訪地域の「人と自然」「人と文化」「人と人」が出会う、のびのびとした空間を創造することを目指した。このコンセプトに従って諏訪湖の大自然をバックとした空間を人工的に作り過ぎないよう心がけ、季節や時の過ぎ行く中で多様に変化する自然と風景が織りなすドラマを環境デザインとエレメントで展開してみた。
公園の中心には「時」をコンセプトとしたモニュメントを建て、高さ12mの円錐形の立体の真中にスリットをあけて、夕日の沈む様子を風景化した。堤防の機能を持つ土手には散策路と亭を設け、湖の眺望を楽しめる様に工夫した。
完成後、この公園は若い人たちで埋まった。「諏訪にはこんなにたくさんの若者がいたのか」それが地元の多くの人たちの素朴な驚きであった。「人と人との出会いの場」として公園を整備した結果人々が湖に出てきて、新しいコミュニティの誕生が見られた。




長野県
諏訪市
Suwa City, Nagano
1986.3
2.6ha