戸田芳樹風景計画

埼玉県朝霞市の市庁舎は東武東上線朝霞駅より西に向って徒歩10分弱、商店街を進んだ先に位置する。入口部に当る交差点からは正面に市庁舎が臨まれ、南方面は旧米軍跡の公園緑地、そして大きく育ったケヤキ並木がある。この並木のスケールは原宿のケヤキを超える程立派で、正に市のシンボルと言える格調高いものである。
市庁舎前広場は交差点に接した植栽地をセットバックして設けている。背後の植栽地の高低差を薄い色のレンガの壁でなじませ、要所に植栽プランターを組み込み変化のある景観をつくり出した。プランターは鉄をたたいてつくる鍛鉄を用いたが、お願いした作家が偶然朝霞市の高校出身であることが分り、驚いた経緯がある。
植栽地の中心にあるケヤキはシンボル樹として重要な役割をしているが、枝が多く見通しが悪いため、剪定をして周囲の低木も地被に植え替えて、すっきりとした景観とした。また、据えられていた大石も少し動かしてケヤキとの調和を図り、ダイナミックな「石と樹木」の景観をつくり出した。
交差点背後、階段を上った小広場は休憩スペースとして、市庁舎に訪れた市民達がちょっと休む気軽な空間として使われている。ここは改造以前から小池と噴水があり、どちらも意匠のレベルが高く、廻りを清掃して活用することとした。
これらの小広場は朝霞市市庁舎の玄関前に当り、市民のプライドとなる景観性と市民に親しまれる親和性を持ち合わせた空間を目指した。市の祭時などは小広場にテーブルを出し、市民が楽しむ姿が見えられ、役割は果せたと感じた。この整備により駅側から市庁舎の姿が改めて眺められ、美しい建物のファサードを認識できる副次的な効果があったことも語っておきたい。
埼玉県朝霞市の市庁舎は東武東上線朝霞駅より西に向って徒歩10分弱、商店街を進んだ先に位置する。入口部に当る交差点からは正面に市庁舎が臨まれ、南方面は旧米軍跡の公園緑地、そして大きく育ったケヤキ並木がある。この並木のスケールは原宿のケヤキを超える程立派で、正に市のシンボルと言える格調高いものである。
市庁舎前広場は交差点に接した植栽地をセットバックして設けている。背後の植栽地の高低差を薄い色のレンガの壁でなじませ、要所に植栽プランターを組み込み変化のある景観をつくり出した。プランターは鉄をたたいてつくる鍛鉄を用いたが、お願いした作家が偶然朝霞市の高校出身であることが分り、驚いた経緯がある。
植栽地の中心にあるケヤキはシンボル樹として重要な役割をしているが、枝が多く見通しが悪いため、剪定をして周囲の低木も地被に植え替えて、すっきりとした景観とした。また、据えられていた大石も少し動かしてケヤキとの調和を図り、ダイナミックな「石と樹木」の景観をつくり出した。
交差点背後、階段を上った小広場は休憩スペースとして、市庁舎に訪れた市民達がちょっと休む気軽な空間として使われている。ここは改造以前から小池と噴水があり、どちらも意匠のレベルが高く、廻りを清掃して活用することとした。
これらの小広場は朝霞市市庁舎の玄関前に当り、市民のプライドとなる景観性と市民に親しまれる親和性を持ち合わせた空間を目指した。市の祭時などは小広場にテーブルを出し、市民が楽しむ姿が見えられ、役割は果せたと感じた。この整備により駅側から市庁舎の姿が改めて眺められ、美しい建物のファサードを認識できる副次的な効果があったことも語っておきたい。









埼玉県
朝霞市
Asaka-City,Saitama
2020.3
0.1ha