居住空間
2025/7/20
深圳海岸城瀚府プロジェクト
都市機能の再編が続く中国深圳市で地域の拠点を形成する再開発に携わり、参画から7年を経て瀚府Ⅱ期が竣工を迎えた。この計画は大規模再開発(128ha)の中心部におけるリーディングプロジェクトで、店舗や住居が密集する下町的な街並みを高層化してオープンな空間をつくり、生活に自然を取り入れた。その内容は店舗・住居・オフィス・娯楽を一体化したファッション性豊かでモダンな施設に「みどり」を多く入れた都市オアシスを実現したものであった。
現在中国のユーザー達は日本庭園の持つ静かな佇まいや、きめ細やかなデザインに憧れており、居住環境をモダンな日本庭園スタイルとして提案した。身近な場で自然と触れ合え、都市のストレスからも開放される庭園は、心身の安らぎや憩いが享受できる空間である。これらを日本庭園の構成美と手法を現代的に消化したデザインとして各エリアに展開していった。
その結果、重層的な景観が見え隠れをつくり、奥に誘導するシークエンスが構築され、分節した空間は各所毎に細やかなデザインを展開し、多彩に変化する庭園空間を実現した。
吉澤 力
*写真提供:海岸集団

北区住棟入口の対景として設けた壁泉水景 *

北区入口主大門 *

緑に包まれた北区体育活動場地広場 *

南区の疎林之丘

疎林之丘を背景にした枯山水之庭

緑に包まれ憩う南区住棟前の語らい空間









